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シャーロック・ホームズシリーズの原作を読んでみたい!
シャーロック・ホームズシリーズ原作を読もうとするとたくさんの種類が並んでおり、
どれから読んだらいいのか分からないですよね。
結論としましては、「緋色の研究」から読むことをおすすめします。
シャーロック・ホームズシリーズには「絶対に最初に読んではいけない作品」が存在します。
それを知らずに間違えて読んでしまわないために、出版順に読んでいくのが安心です。
一番最初に出版された作品は「緋色の研究」です。
そのため、最初に緋色の研究を読んでほしいのです!
「緋色の研究」を読んだあとの出版順は、こちらで詳しく説明しています。↓
【原作小説出版順一択!】シャーロック・ホームズシリーズおススメの読む順番と簡単なあらすじ
この記事では、
- どれから読めばいいの?
- 1冊読んだけど意味が分からない、長すぎて読めない!
- そもそも1話はどれなの?
という疑問対してライトにお答えするために
シャーロック・ホームズシリーズ原作を3つの出版社で読んだ私が(プロフィールはこちら)
●最初に読む本
●最初に読んではいけない作品
●1話目の作品
を紹介します。
ポイントさえ押さえておけば、基本的にはどの作品から読んでも大丈夫ですので、
ひとつずつ見ていきましょう!
それではどうぞ!
紙の本を読むことに抵抗がある方、文字がぎっしりだと「うっ;;」となる方も安心してください。
シャーロック・ホームズシリーズはAmazonの電子書籍サービスであるKindleでも販売されています。
試し読みもできますので、興味のある方はご検討ください。いい時代になりました。
30日間、無料体験できるよ!
私は紙の本派ですが(笑)
【シャーロック・ホームズシリーズ】最初の一冊は「緋色(ひいろ)の研究」(長編)を読もう!
シャーロック・ホームズシリーズ、最初の一冊はズバリ「緋色(ひいろ)の研究」(長編)です。
すでに「緋色の研究」を読んで
- 「長っっ!」
- 「途中から意味不明!」
と挫折してしまった方にも、ぜひもう一度チャレンジしてもらいたいです。
なんと!あるテクニックを使うと最後まで読めます!!→読み飛ばしテクニックへジャンプ!!
「緋色の研究」はシャーロック・ホームズとワトスンが最初に出会う物語
「緋色の研究」は、ホームズとワトスンが最初に出会うとても大切な物語です。
二人がどんな出会いをして、なぜ同じ部屋に住むことになるのか。
どうして一緒に事件を解決することになるのか。
これからシャーロック・ホームズシリーズが始まっていくんだ、というワクワク感がたまりません(笑)
ホームズやワトスンの人物像もよくわかります。
「アフガニスタンに行ってきましたね?」
新潮文庫・緋色の研究・延原謙訳より
など、超有名な名言のある物語です。
緋色の研究のあとは次の長編作品「四つの署名」がおすすめ。
最初に「緋色の研究」を読みホームズの基本的な知識を得て、「四つの署名」でさらにホームズとワトスンの人となりを知ることで、次の短編集がグッと面白くなるんです!
「緋色の研究」は第二部こそ読んでほしい
緋色の研究を読んだけど
第二部に入ったら別の物語がはじまって
読みたくなくなっちゃった…
第一部は読みましたか?
そして第二部を読み始めたけど、なんだかよくわからない・・・という状態ですよね。
分かります、私も最初はよくわからず読んでいました。
読み進めていくとわかるのですが、この第二部は犯人の動機となった出来事が物語になっているのです。
事件が起きるずっと前の話なので、ホームズやワトスンは出てきません。
しかし、犯人の動機が分かる大切な物語です。
ぜひ最後まで読んでもらいたいです。
「緋色の研究」飛ばし読みテクニック
でもホームズが出てこないのに読みたくないな~
そしたらさ、第一部を読んだあと、第二部の小見出し「ワトソン博士の回想録(続編)」から読んでみてよ(新潮文庫だと203ページ)
ええ!そんなに飛ばしちゃっていいの?!
うん。ホームズシリーズの面白さを知ってもらうことの方が大事(笑)
また読みたいなと思ったときに戻ってきてよ!
そうする!!
「シャーロック・ホームズの冒険」(短編集)をおススメしているサイトがあるけど、それじゃダメなの?
「シャーロック・ホームズの冒険」から読めばいいってネットに出てくるけど?
このブログではおすすめはしません
絶対ダメってわけじゃないんだけどね
「シャーロック・ホームズの冒険」という短編集に掲載されている最初の作品は「ボヘミアの醜聞(しゅうぶん)」です。
ホームズの人物像を知ったうえで読まなければ、面白さ半減です。
「緋色の研究」とせめて「四つの署名」は読んでからにしてほしい・・・!
たしかに「シャーロック・ホームズの冒険」は有名な作品が多いです。
そのなかでも「ボヘミアの醜聞」は本当に特別な話なんですよ!
どうしても「シャーロック・ホームズの冒険」から読みたい場合は、
2つ目の物語である「赤髪組合」(もしくは赤毛連盟)を読んでみよう!
長編から読みたくない、ちょっとお試しで読んでみたいという場合
- 長編から読むのはダルい
- ちょっと読んでみて面白いかどうか見てみたい
そういう方は「緋色の研究」飛ばし読みテクニックで「緋色の研究」を読むのがおススメです。
面白いな!と思ったら、読み飛ばした部分や次の長編「四つの署名」を検討してください!
もしどうしても短編集から読みたい場合、絶対的NG事項がひとつだけあります。
- 「最後の事件」より前に「空き家の冒険」を読まない
ということです。
これさえ守れば基本的にはどの物語から読んでも楽しめるよ!
ボヘミアの醜聞もできればやめたほうがいいのよね?
そうだね
シャーロック・ホームズの冒険が手元にあるのなら、赤毛連盟がおすすめ!
超名作!
シャーロック・ホームズシリーズには絶対に最初に読んではいけない作品が存在する
シャーロック・ホームズシリーズには、絶対に最初に読んではいけない作品が存在します。
「空き家の冒険」です
正確に言うならば「シャーロック・ホームズの帰還」もしくは「シャーロック・ホームズの復活(生還)」という短編集の最初に出てくる作品です。
「空き家の冒険」は、絶対に最初に読んではいけません。
同じく短編集「シャーロック・ホームズの思い出」もしくは「回想のシャーロック・ホームズ」「シャーロック・ホームズの回想」の一番最後に掲載されている「最後の事件」を読んでからにしてください。
頭がこんがらがってきたーーーーー
Q:ホームズ物語はどれから読めばいいですか?
日本シャーロック・ホームズ・クラブ 公式ホームページQ&Aより引用
A:少なくともお勧めできないのは、短編集のタイトルでいう『シャーロック・ホームズの帰還』(『シャーロック・ホームズの生還』)を『シャーロック・ホームズの回想』(『シャーロック・ホームズの思い出』)よりも先に読むこと、あるいは事件名(作品タイトル)でいう「空家の冒険」を「最後の事件」よりも先に読むことです。これらは決してお勧めできません。
ネタバレになっちゃうということもあるんですが、「空き家の冒険」を最初に読んでも、
単純におもしろくないです(笑)
最後の事件が起きないと、空き家の冒険が始まらないからです。
(@あさもり、にしよう、名言出たコレ)
発行された日は離れていますが、私の中では「前編・後編」という認識です。
「最後の事件」の前に
「空き家の冒険」を読んじゃダメなのね!
それさえ守れば、基本的にはどの作品から読んでもオッケーだよ!
でも・・ここまで否定されると逆にネタ振りみたい・・
ちがう!!
振りじゃない!
マジのやつ!
誰も得しないやつ!
本当にやめて!!
わかってるよ~
シャーロック・ホームズシリーズの1話ってどれ?
せっかく新しいシリーズの本を読むんだし、1話から読みたい!という方も多いでしょう。
この「1話」という表現にはシャーロック・ホームズシリーズの場合
- シャーロック・ホームズが手掛けた最初の事件
- シャーロック・ホームズとワトスンが手掛けた最初の事件
- 初出版の事件
この3パターンが考えられますので、次の2つの作品を紹介します。
3パターンと言っておいてなんですが、作品は2つです(笑)
シャーロック・ホームズ最初の事件「グロリア・スコット号」
シャーロック・ホームズが大学時代の頃に解決し、探偵を職業にするきっかけとなった事件です。
ワトスンと出会う前の事件。
これがシャーロック・ホームズの時系列では一番最初の事件です。
1、シャーロック・ホームズが単身で初めて解決した事件
という意味では「グロリア・スコット号」が第1話目、ですね。
「グロリア・スコット号」は「シャーロック・ホームズの思い出」に掲載されています。
光文社と創元推理文庫は「回想」という訳になっているよ
シャーロック・ホームズとワトスンの最初の事件、初出版の作品「緋色の研究」
シャーロック・ホームズとワトスンが出会い、手掛けた最初の事件が「緋色の研究」です。
そして、シャーロック・ホームズシリーズの生みの親である「アーサー・コナン・ドイル」が最初に書いて、最初に出版された作品でもあります。
2、ホームズとワトスンの二人が手掛けた最初の事件
3、初出版の作品
こういう意味では「緋色の研究」が第1話目、ですね。
試し読みをして好きな翻訳・出版社を見つけよう
本屋さんやネットで買おうと思っても、たくさんの出版社から出ていて、どれを買ったらいいか分からない!
こう思っている方が多いのではないでしょうか。
私が学生の頃は図書館で借りるか、本屋で立ち読みしまくるか、一か八かで買ってみるしかありませんでした。
しかし、今の時代はそうではありませんよね!
「試し読み」すればよくない?
Amazonではかなりの数が試し読みできます。
シャーロック・ホームズシリーズも有名どころの出版社は、ほとんど試し読みできます。
新潮文庫、光文社文庫、創元推理文庫、など。
見比べてみて、自分に一番しっくりくるものを選んでください。
あ!「シャーロック・ホームズの帰還(復活・生還)」を選んだら危険じゃない?!
「空き家の冒険」を試し読みすることになるよね?!
そうだね
「シャーロック・ホームズの冒険」にも注意!
試し読みは「ボヘミアの醜聞」になるよ
シャーロック・ホームズシリーズはAmazonの電子書籍サービスであるKindleでも販売されています。
通常の本と同様に試し読みもできます。興味のある方はご検討ください。いい時代になりました。
30日間、無料体験できるよ!
私は紙派ですが(笑)
あさもり的、シャーロック・ホームズシリーズ出版社の特徴
出版社の特徴ってどんな感じよ?!と思う方もいらっしゃるでしょうね。
私が読んだ出版社に限定されてしまいますが、ざっくり説明します。
出版社 | 特徴 |
新潮文庫 | ・王道で古風な言い回しと言われている ・1990年代に改版されてかなり読みやすくなっている ・おそらく今市場に出回っているものはほとんど改版だと思われる ・全10巻と他の出版社より多い※ ・挿絵なし |
光文社文庫 | ・読みやすい ・改版後の新潮文庫より現代な感じ ・全9巻 ・挿絵あり |
創元推理文庫 | ・新訳決定版と銘打ったものが現在発売されている ・注釈が多い ・「あにはからんや」の意味がすぐに分かるならスムーズに読める ・全9巻 ・挿絵あり |
偕成社 | ・ハード本 ・子供から見て難しい漢字にふりがなが打ってある ・活字に慣れていない大人にもおススメ ・だがハード本 ・表紙が圧倒的にカッコイイ ・全14巻(上下巻あり) ・挿絵あり ・だがしかしハード本 |
どうですか、分かりにくいですか、そうですか
※ページ数の事情で他の短編集からカットされた短編を集めて作られた「シャーロック・ホームズの叡智」が10巻目となる。コナン・ドイルの出版にもない、他の出版社にもない短編集。
あさもり的、おススメ出版社ベスト4
私のおススメは出版社ベスト4は
- 新潮文庫
- 光文社文庫
- 創元推理文庫
- 偕成社
の順番ですね。
※新潮文庫は全10巻、偕成社は全14巻、光文社と創元推理は全9巻により構成されている
10巻は多く感じるから、私は光文社にしようかな~
表紙で決めても楽しいよ~♪
もう少し詳しく知りたい人はこちらもあわせてご覧ください!
3つの出版社を比べてみた【新潮文庫・光文社文庫・創元推理文庫】シャーロック・ホームズシリーズ原作
まとめ:【シャーロック・ホームズ最初の一冊】は「緋色の研究」を読もう!
まとめに入ります。
- シャーロック・ホームズシリーズ最初の一冊は「緋色の研究」(読み飛ばし可)
- 出版社は王道の「新潮文庫」
- 2番手「光文社文庫」
- 「シャーロック・ホームズの思い出(および回想)の最後の事件」の前に「シャーロック・ホームズの帰還(および生還・復活)の空き家の冒険」を読んではいけない
- 「シャーロック・ホームズの冒険」(ボヘミアの醜聞)を最初に読むことはおススメしない
- ホームズ最初の事件は「グロリアスコット号」(シャーロック・ホームズの思い出)
- ホームズとワトスン最初の事件は「緋色の研究」
最初の一冊は決まりましたか?
さぁ、手に取って本を開きましょう。
ようこそ!シャーロック・ホームズの世界へ!
19世紀末ロンドンでの物語をどうぞお楽しみください
「緋色の研究のあとは何を読めばいいの?」という方はこちらへどうぞ!↓↓↓
【原作小説出版順一択!】シャーロック・ホームズシリーズおススメの読む順番と簡単なあらすじ